MUP Week20 仕組み化スキル

皆さん、こんにちは!今回は仕組み化スキルについてです。要素が大きく3つあります

何故、この仕組み化が重要なのでしょうか?

それは経営拡大においてヒトやお金が要らなくなる仕組みが最低条件だからです

この仕組み化が成立した時、人数が増えるほど収益性もスピードも向上します。

マニュアル化とタスク化の徹底

よく人はモチベーションに左右されます。その為、人を必要とする事業もモチベーションの状態によって成果が異なってしまいます

つまり、ここで重要なのはマニュアル化とタスク化です!

スーパーのパートの方を思い出してみてください、

彼らはモチベーションが低かろうが高かろうが、レジ打ちの作業は行い、品出しもする。

これはタスクが設定されており、マニュアル化されているためです

ここでいうマニュアル化とは

1.お客さんが来た時、従業員Aが応対し注文を受けた後に会計を行う

2.この注文を従業員Bがオーダーされたものを作る

3.それを従業員Cが盛り付ける

4.最後に従業員Aが客に品物を渡す

このような各段階における一連の流れが決まっていることである。

人に頼らない経営

常にもし、顧客数が1000人であったらというスタンスでいることが重要です

その為には

  • メール対応のテンプレート化と人間味のある締め方
  • フォーラムで全てをURL化

さらにトップ営業マンを作らない仕組み化が必要です。

  • 動画で新人研修:営業活動を行う事で効率性の向上
  • クライアントを選ぶ:元々こちらでとってある動画をクライアントに送り、営業には行かない (これを嫌がる顧客は断る)

従業員との関わり方の仕組み化

従業員全員を同一マネジメントする事は非常に困難です。何故なら自己実現は人にとって様々であるからです。ここで重要なのは人は大きく3種類に分けられる事です。

  • 安定目的:バックオフィス(庶務や経理)に多く見られる
  • 金銭目的:営業職に多く見られる
  • 自由目的:エンジニアやプログラマーに多い

このようにそれぞれの働く目的を分けてマネジメントする事が重要です。

モチベーションに左右されなければ、パフォーマンスも左右されず、最終的には人に依存しない経営が可能になります

今回は以上です。ご精読ありがとうございました。

次回はWeek21ビジネスチャンスについてです。

MUP Week19 2020年最新財務スキル キャッシュフロー計算書編

皆さん、こんにちは!今回はキャッシュフロー計算書についてです。

そもそもキャッシュフロー計算書とは何でしょうか?

キャッシュフロー計算書とは期首の時点でいくら資金があり、そこから企業がいくら本業で儲かり、どの程度投資に費やしているのか、更にいくら資金を調達しているのかを表した書類の事です!

まず、このキャッシュフロー計算書にはある3つの要素が含まれています

  1. 営業活動キャッシュフロー:本業で現金がどの程度増減したかを表す
  2. 投資活動キャッシュフロー:投資によってどの程度現金が増減したかを表す
  3. 財務活動キャッシュフロー:資金調達と返済でどの程度現金が増加したのかを表す

ではここから一つ一つ見ていきたいと思います

1.営業活動キャッシュフロー:営業活動で流入出した現金の動き

ここで含まれるのは営業活動です

商品販売で得た現金、材料を仕入れる為に流失した現金、つまり原価

更には広告宣伝費や人件費、固定費といった販売管理費

他にも税金支払い、保険金受取、利息の支払いや受取

この数字がプラスだと投資の財源や配当といった利益還元の財源にできます

プラスであればあるほど良いと覚えときましょう。

逆にここでマイナスの場合、後にやる投資活動で回すお金を充てる、又は財務で借入、社債発行によって現金を調達し補完する必要があります、最も根本的解決は本業基盤の修正です

2.投資活動キャッシュフロー:企業の投資活動で流出入したお金の動き

ここでいう投資活動は主に二つです

  • 設備投資
  • 子会社投資

このキャッシュフローを見る事で企業がどのような会社にお金を使い、何に対して関心があり、どのような企業理念を持っているのかを把握できます

ここで資金が投資活動によりマイナスになる場合がありますがこれは悪いことではなく、むしろ多くの投資を行い事業を拡大しているため理想的であると捉えてください

ここでの財源は主に営業活動で得た資金からか財務によって調達したお金から投資活動に費やします

3.財務活動キャッシュフロー:資金調達と返済による現金の流出入の動き

調達した場合、資金はプラスに動き、一方で返済を行えば資金はマイナスになります。

企業が上場し、資金調達を行った場合この区分が大きくプラスになることが多いです!

ここで含む要素は二点です

  • 借入や返済
  • 新株発行収入

以上がキャッシュフロー計算書の重要な3つの要素です

ここでまとめます

活動+ ↑- ↓
営業活動本業で資金確保本業で資金が流出
投資活動設備や株を売却株や設備へ投資
財務活動資金を調達(借入や社債の発行)返済

キャッシュフロー計算書での活動におけるそれぞれの矢印の動きは8パターンあります

例えば、健康経営の場合、

営業活動投資活動財務活動
 ↑ ↓ ↓

ここで表す意味は、「本業で儲かり、その資金を投資と返済に充てる」といった健全な経営状態です!

このように矢印の向きでその企業の財政事情を理解できます

これがキャッシュフロー計算書です!

如何だったでしょうか?今回もご精読ありがとうございました。

次回はWeek 20です!

MUP Week18 2020年最新財務スキルBS編

皆さん、こんにちは!今回も前回に引き続き財務スキルについてです

ところで皆さん、損益計算書と貸借対照表の違い、ご存知でしょうか?

  • 損益計算書(PL):一定期間の経営の成績表 ex:1年間でいくら利益出したか
  • 貸借対照表(BS):一時点での財政状態の指標

貸借対照表について例えば期末時点での財産の状態であったり、資金の調達と運用の状況を表します

資産負債
純資産
運用状況        調達状況 

まず企業は資産を運用してお金を回収します。ここでは運用状況を表す資産は2種類に分けられ、

  • 流動資産:現金、売掛金、在庫といった回収速度の早いもの
  • 固定資産:トラック、建物、備品といった回収速度の遅いもの (減価償却の考えから)

調達状況を表す負債

続いて返済義務のある負債は、返済期限によって2種類に分けられます

  • 流動負債:返済期限が短い、買掛や短期借入金など
  • 固定負債:返済期限が長い、社債や長期借入金である

調達状況を表す純資産

この純資産も返済期間によって分かれ ※ここでは返済というより配当の意味です

  • 株主資本:資本金、利益剰余金といった短期的な返済期間をもつもの
  • その他: 評価換算差額、新株予約権など長期的な返済期間をもつもの
流動資産流動負債
固定資産固定負債
純資産

つまり、返済期限が短い流動負債の割合より、回収速度の速い流動資産の割合が大きければ財政状態は安定しているといえます 流動資産>流動負債 ◎

逆に流動資産の割合が流動負債の割合より小さければ、財政状態は悪いとも言えます

流動資産<流動負債  ✖

流動比率

この流動資産の割合を流動負債の割合で割った比率の財政指標を” 流動比率 “といいます

流動比率(%)= 流動資産/流動負債 × 100

この比率が大きければ大きいほど財政状態が良好という事です

いかがだったでしょうか?今回は以上です!

ご精読ありがとうございました。次回はWeek19 連結キャッシュフローについてです。

MUP Week16,17 2020年最新財務スキルPL編

皆さん、こんにちは!今回は財務スキルについてです

財務スキルというと堅そうで嫌だななんて思いませんか?

大丈夫です!今回はこの回を読めば皆さんも理解できるようになっています

まず財務スキルにおいて重要なのは以下の二つです

  • 貸借対照表 BS :期末時点での財政状態を表したもの
  • 損益計算書 PL :一定期間でいくら利益を出したかを表したものです

今回は損益計算書についてピックアップしたいと思います。

まず損益計算書には大きく構成要素が3つあり、

収益、費用、利益で成り立っています

ここにおける利益は5種類存在します

  1. 売上総利益:売上高から売上原価を差し引いた本業で上げた利益のこと
  2. 営業利益  :売上総利益から販売費(販売するのにかかったコスト)と販売管理費を差し引いたもの ex:販売するための間接的な費用のこと、従業員給料、広告宣伝費
  3. 経常利益 :本業で得た利益に本業以外で上げた利益や費用を加算して算出したもの(但し、本業以外で継続的に発生する利益や費用である)
  4. 税引前当期純利益:当期に発生した全ての事象を含めた利益(突発的なものを含める)ex:台所の故障、店舗の売却など
  5. 当期純利益:税引前当期純利益に税金を引いたもの
合計1月2月3月4月5月6月7月8月9月10月11月12月
売り上げ33156000273600027360002844000273600027360002952000273600027360002736000273600027360002736000
売上総利益23209200191520019152001990800191520019152002066400191520019152001915200191520019152001915200
販売管理費10320000860000860000860000860000860000860000860000860000860000860000860000860000
営業利益12889200105520010552001130800105520010552001206400105520010552001055200105520010552001055200
営業外収益1200000100000100000100000100000100000100000100000100000100000100000100000100000
営業外費用14400120012001200120012001200120012001200120012001200
経常利益14074800115400011540001229600115400011540001305200115400011540001154000115400011540001154000
特別利益3000000000300000000000000
特別損失0000000000000
税引前当期純利益17074800115400011540001229600415400011540001305200115400011540001154000115400011540001154000
税金59761804039004039004303601453900403900456820403900403900403900403900403900403900
当期純利益110986207501007501007992402700100750100848380750100750100750100750100750100750100
売上 37356000283600028360002944000583600028360003052000283600028360002836000283600028360002836000
ランチ5508000432000432000540000432000432000648000432000432000432000432000432000432000
 客単価10800900900900900900900900900900900900900
 来店数/日255202025202030202020202020
 営業日288242424242424242424242424
ディナー27648000230400023040002304000230400023040002304000230400023040002304000230400023040002304000
 客単価38400320032003200320032003200320032003200320032003200
 来店数/日360303030303030303030303030
 営業日288242424242424242424242424
その他42000001000001000001000003100000100000100000100000100000100000100000100000100000
 夜勤貸出1200000100000100000100000100000100000100000100000100000100000100000100000100000
 店舗売却30000003000000
全体費用1382120016820008220008544003822000822000886800822000822000822000822000822000822000
変動費9946800820800820800853200820800820800885600820800820800820800820800820800820800
 ドリンク仕入れ2652480218880218880227520218880218880236160218880218880218880218880218880218880
 フード仕入れ7294320601920601920625680601920601920649440601920601920601920601920601920601920
固定費860000860000           
 家賃3600000300000300000300000300000300000300000300000300000300000300000300000300000
 人件費6000000500000500000500000500000500000500000500000500000500000500000500000500000
 税理士180000150001500015000150001500015000150001500015000150001500015000
 光熱費480000400004000040000400004000040000400004000040000400004000040000
 冷蔵庫60000500050005000500050005000500050005000500050005000
特別出費3000000000300000000000000
利息 14400120012001200120012001200120012001200120012001200

以上に示したのが、費用と収益の損益計算書です!

皆さんも作ってみてください

次回はWEEK18 財務スキルpart2です!

ご精読ありがとうございました。