MUP Week18 2020年最新財務スキルBS編
皆さん、こんにちは!今回も前回に引き続き財務スキルについてです
ところで皆さん、損益計算書と貸借対照表の違い、ご存知でしょうか?
- 損益計算書(PL):一定期間の経営の成績表 ex:1年間でいくら利益出したか
- 貸借対照表(BS):一時点での財政状態の指標
貸借対照表について例えば期末時点での財産の状態であったり、資金の調達と運用の状況を表します
資産 | 負債 |
純資産 |
まず企業は資産を運用してお金を回収します。ここでは運用状況を表す資産は2種類に分けられ、
- 流動資産:現金、売掛金、在庫といった回収速度の早いもの
- 固定資産:トラック、建物、備品といった回収速度の遅いもの (減価償却の考えから)
調達状況を表す負債
続いて返済義務のある負債は、返済期限によって2種類に分けられます
- 流動負債:返済期限が短い、買掛や短期借入金など
- 固定負債:返済期限が長い、社債や長期借入金である
調達状況を表す純資産
この純資産も返済期間によって分かれ ※ここでは返済というより配当の意味です
- 株主資本:資本金、利益剰余金といった短期的な返済期間をもつもの
- その他: 評価換算差額、新株予約権など長期的な返済期間をもつもの
流動資産 | 流動負債 |
固定資産 | 固定負債 |
純資産 |
つまり、返済期限が短い流動負債の割合より、回収速度の速い流動資産の割合が大きければ財政状態は安定しているといえます 流動資産>流動負債 ◎
逆に流動資産の割合が流動負債の割合より小さければ、財政状態は悪いとも言えます
流動資産<流動負債 ✖
流動比率
この流動資産の割合を流動負債の割合で割った比率の財政指標を” 流動比率 “といいます
流動比率(%)= 流動資産/流動負債 × 100
この比率が大きければ大きいほど財政状態が良好という事です
いかがだったでしょうか?今回は以上です!
ご精読ありがとうございました。次回はWeek19 連結キャッシュフローについてです。