MUP Week19 2020年最新財務スキル キャッシュフロー計算書編

皆さん、こんにちは!今回はキャッシュフロー計算書についてです。

そもそもキャッシュフロー計算書とは何でしょうか?

キャッシュフロー計算書とは期首の時点でいくら資金があり、そこから企業がいくら本業で儲かり、どの程度投資に費やしているのか、更にいくら資金を調達しているのかを表した書類の事です!

まず、このキャッシュフロー計算書にはある3つの要素が含まれています

  1. 営業活動キャッシュフロー:本業で現金がどの程度増減したかを表す
  2. 投資活動キャッシュフロー:投資によってどの程度現金が増減したかを表す
  3. 財務活動キャッシュフロー:資金調達と返済でどの程度現金が増加したのかを表す

ではここから一つ一つ見ていきたいと思います

1.営業活動キャッシュフロー:営業活動で流入出した現金の動き

ここで含まれるのは営業活動です

商品販売で得た現金、材料を仕入れる為に流失した現金、つまり原価

更には広告宣伝費や人件費、固定費といった販売管理費

他にも税金支払い、保険金受取、利息の支払いや受取

この数字がプラスだと投資の財源や配当といった利益還元の財源にできます

プラスであればあるほど良いと覚えときましょう。

逆にここでマイナスの場合、後にやる投資活動で回すお金を充てる、又は財務で借入、社債発行によって現金を調達し補完する必要があります、最も根本的解決は本業基盤の修正です

2.投資活動キャッシュフロー:企業の投資活動で流出入したお金の動き

ここでいう投資活動は主に二つです

  • 設備投資
  • 子会社投資

このキャッシュフローを見る事で企業がどのような会社にお金を使い、何に対して関心があり、どのような企業理念を持っているのかを把握できます

ここで資金が投資活動によりマイナスになる場合がありますがこれは悪いことではなく、むしろ多くの投資を行い事業を拡大しているため理想的であると捉えてください

ここでの財源は主に営業活動で得た資金からか財務によって調達したお金から投資活動に費やします

3.財務活動キャッシュフロー:資金調達と返済による現金の流出入の動き

調達した場合、資金はプラスに動き、一方で返済を行えば資金はマイナスになります。

企業が上場し、資金調達を行った場合この区分が大きくプラスになることが多いです!

ここで含む要素は二点です

  • 借入や返済
  • 新株発行収入

以上がキャッシュフロー計算書の重要な3つの要素です

ここでまとめます

活動+ ↑- ↓
営業活動本業で資金確保本業で資金が流出
投資活動設備や株を売却株や設備へ投資
財務活動資金を調達(借入や社債の発行)返済

キャッシュフロー計算書での活動におけるそれぞれの矢印の動きは8パターンあります

例えば、健康経営の場合、

営業活動投資活動財務活動
 ↑ ↓ ↓

ここで表す意味は、「本業で儲かり、その資金を投資と返済に充てる」といった健全な経営状態です!

このように矢印の向きでその企業の財政事情を理解できます

これがキャッシュフロー計算書です!

如何だったでしょうか?今回もご精読ありがとうございました。

次回はWeek 20です!

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