MUP Week25自己投資の必要性part1
皆さん、こんにちは!今回は自己投資の必要性についてです。
まず自己投資の必要な背景として二つ理由があります。
- 給料が上がらない(自己投資しようがしなかろうが)
- 3年以内に大リストラ時代が来る(既にコロナで始まっている)
まず何故、このような原因があるのか?
ここから説明していきたいと思います。
1.国の現状の把握
まずGDPについてです。
そもそもGDPとは国内総生産(Gross Domestic Product) という言葉で
意味は日本が儲けたお金のことです。
ここでは企業が投資で取引したお金や消費者が消費したお金といった民間が行った民需と
政府支出や貿易による利益といった国が行ったものがあります。
さてまずここで論点があります。
GDPには名目GDPと実質GDPがあります。
ここではガリガリ君を例に挙げます。
年度 | ガリガリ君単価 | 1万個の時の売上 |
---|---|---|
2000年 | 60円 | 60万円 |
2019年 | 70円 | 70万円 |
ここで名目GDPと実質GDPでの表し方に大きく違いが出ます。
名目GDP: 物価の値上げを含める為、購買活動の変化が見えない
2000年 | 2019年 |
---|---|
売上60万円 | 売上70万円 |
勿論、ガリガリ君は10円値上げしているのですから、売上は上がって当然です。
一方で
実質GDP: 物価変動を含まないため、購買活動の状態が分かる
2000年 | 2019年 |
---|---|
60万円 | 60万円 |
つまり、値段に関わらず、売上は変化していないため購買行動は変わらないと言えます。
ここで重要なのは
名目GDPは金額(物価変動を含む)を表し
実質GDPは数(購買行動を示す)を表します。
つまり、経済において重要な判断材料となる消費活動を表すのは実質GDPであり、名目GDPの場合、一つの金額が大きいと大きい数に全体が引っ張られて詳細が分からなくなってしまいます。
経済成長率=(今年のGDP-指定年のGDP)÷指定年のGDP×100
経済成長率とは指定のGDPと今年のGDPを比較し、その指定の年からどの程度成長しているのかを表すものです。
ここで先程のガリガリ君を使います。
60万ー60万÷60万×100=0
ここでは経済成長率は0となります。
ここで注意しなければならない事は式に名目と実質を混ぜてはいけないことです。
では国として
四半期GDP成長率2020年4-6月期(前期比)実質-7.9%
名目-7.6%
年次GDP成長率2019年度(前年比)実質0.0%
名目0.8%
四半期GDP実額2020年4-6月期実質※484.8兆円
名目505.4兆円
年次GDP実額2019年度実質※533.5兆円
名目552.5兆円
内閣府HPより
では一人当たりのGDP(生産性)はどうなっていると思いますか?
1988年 | 2020年 |
---|---|
1. スイス | 25. アラブ首長国連邦 |
2. 日本 | 26. 日本 |
あれ?こんなにも下がっているんですね?しかし、おかしいと思いませんか?日本企業は残業文化で労働時間も世界的に見て非常に長いのに何故こんなにも生産性が低いのでしょうか?
ここにキーがあります。国の政策がここに絡んでいるのです。
称して、
ジジババ働け戦略
ジジババ雇えや戦略
です。どういう意味か分からないと思います。ここでいうのは
- 定年雇用努力:企業に定年を迎えた老人たちを雇用させようとする国の政策
- 定年雇用努力:企業に定年を迎えた老人たちを雇用させようとする国の政策
- 定年雇用努力:企業に定年を迎えた老人たちを雇用させようとする国の政策
この結果、企業側は生産性の低い老人には低賃金で働かせたり、安価な外国人労働者は生活費でいっぱいいっぱいになり消費に資金を回せなくなります。
こういった問題が消費者全体の購買意欲を妨げ、結果的に経済が回らないという悪循環に陥っています。
では現在の日本の経済はどのような状況なのでしょうか?
まず経済の状態を示す指標としてGDPデフレーターが用いられます。
GDPデフレーター=名目GDP÷実質GDP
このGDPデフレーターの値が
- 1以上=インフレ(物価上昇でお金の価値が下がる円安)
- 1以下=デフレ(物価が下落しお金の価値が上がる円高)
現在、最新情報ではデフレの一歩手前まで来ています。
コロナ前から安倍前首相はデフレ脱却を図り、アベノミクスである三本の矢である経済政策を行ってきました。
これによりデフレ脱却しました!!!
やったー!!!!!!
と考えている貴方、やばいです
では一つ聞きます。確かにコロナの影響で失業率は上がり、雇用率は下がり、給与も下がったと思います。しかし、コロナ前ではどうでしたか?
インフレの主な流れ:
売上上昇→株価上昇→給料アップ→消費促進→売上上昇
そして日本企業の上場企業の選抜メンバー、日経225の平均株価上がってますよね?
あれ?皆さん、給料上がりましたか?
年度 | 日本 | タイ王国 |
---|---|---|
2001年 | 454万円 | 33万円 |
2018年 | 440万円 | 118万円 |
上昇率 | -3% | +357% |
あれ?物価は上昇しているのに何故給料は上がらないのでしょうか?
実はここに秘密があります。
その秘密はまた、次回でWeek25 自己投資の必要性part2