Sem2 Week4 マーケティング

こんにちは!今回はターゲティングとセグメントの違いです。

これらを理解することで消去法ではなくなるため、ビジネスでの勝率ではアップし、且つビジネスでの軌道修正も可能になり、容易に利益の最大化を図ることができます。

1.セグメントとは

そもそもセグメントとは何でしょうか?

飲み屋にはビールや日本酒やワイン、ウィスキーといったように様々なものがあります。

そのカテゴリにおける市場を分割する事をセグメントといいます。

では何故分ける必要があるのでしょうか?

それは最小予算で最高利益にするためです。全ての商品を扱えばコストは大幅に増えるため扱う商品を最小限に抑える必要があります。

ここでセグメントを区切る、限定する際に重要な事があります。

根拠無しにセグメントを区切ることは失敗の原因である為、根拠を見つける必要があります。

2.最小予算で最高利益を算出する方法

この方法には主に4つの要素があります。

  • 人口予算:年齢や年齢層など
  • 地理変数:地域の特徴、寒いか暑いか
  • 心理変数:新しい考え方か古い考え方かの志向性
  • 行動変数:使用頻度が高いか安いか

1.地理変数:

例としてオフィス街にお米を売りますか?

一般的には主婦やファミリー層が少ないために売っても需要がありません。

住宅街に立ち飲み屋があった場合、使用する人はいると思いますか?

答えはノーです。0ではないかもしれませんが、宅飲みする人のほうが多いと思います。

このように地域に基づいたお店のコンセプトや品ぞろえを変更する事を地理変数といいます。

2.人口変数:

高齢者が多い地域にお洒落なエステを出して需要があると思いますか?

答えはありません。逆にこういった地域では整体が多い傾向になります

このように世帯や職業、性別、年齢といった要素によってコンセプトを変えることを人口変数といいます

3.心理変数

LOHAS (Lifestyle of Heaith and Sustainability)

地球環境やオーガニック、ベジタリアンなど

メンタルアカウンティングなどを重視したビジネス展開を焦点に置くことを心理変数といいます。

4.行動変数:

ロイヤリティや求めるベネフィット性など

タクシーに乗り心地を求めるのか、スピードを求めるのか、

毎回リピートする忠実性の高い顧客なのか、新しいお店を開発するタイプの客なのか、

客の求めるものによってコンセプトを変えることを行動変数といいます。

このように4つの要素を考慮して市場を区分することをセグメントといいます

ではここからターゲットとは何かについて説明していきたいと思います。

ターゲティングとは

ターゲティングとはセグメントを決める際の根拠となるものです。

ここで注意が必要なのは、無駄な絞り込みは無意味だという事です。

セグメントは例えば、美容院で言えば美容院というジャンルの中に、

カラーであったり、カット、トリートメント、スパ、セットが含まれています。

このセグメントを決める根拠となるのがターゲティングです。つまり、カットと決めるのであれば、何故カットにするのか、この判断がターゲティングにより決定します。

つまり、セグメントを決めたのにそこから更にターゲティングを絞るというのは、更にそこからセグメントを区切る事になるために、STP戦略は無意味といえます。

ターゲティングとは仮説立てと検証

例えば、メンタルアカウンティングでは身だしなみの優先度が低く、髪を切る事にシャンプーを不要とする人、そして散髪に対して計画性を持たない人など

こういった要素を分析すると以下のことが言えます。

  • 人口変数:お金はあるが時間が無い
  • 地理変数:競合の少ないオフィス街での需要の高さ
  • 心理変数:髪を切る行為に時間とお金をかけたくない
  • 行動変数:髪を切るというのは突発的

このように市場を決めた時、その市場の価値は何処にあって誰によって創られて、誰が満たしているのかという

エリア、顧客、競合で勝ち負けが決まります。

ターゲティングの6R

  1. Realistic Scale:市場規模 お金を払う人がそこに何人いるのか
  2. Rate of Growth:成長性 市場発達状況が未発達でも伸びしろがそこにあるのか
  3. Rival:競合状況 どのくらい競合がいるのか
  4. Rank:優先順位
  5. Reach:到達可能性
  6. Response:測定可能性

4~6はIT系に使用されます。

勝てる市場を選ぶためには

A.市場規模について需要はあるのか、何処に需要があって誰が欲しがっているのか

B.成長性については今後、ニーズが出そうなのか、何処に出そうなのか、誰が出しそうなのか

C.競合状況については今、又は今後に誰が邪魔になりそうなのか、いつ邪魔になりそうなのか

この6Rに焦点を当てる事でより確実なターゲティングへと繋がります。

USJの例:

従来、USJはターゲティングが若者であったためアトラクションに重みを置いていました。

しかし、結果的に若い世代は飽きが早いことに加え、リピート率の低下、そして何より子連れを全く無視したマーケティングであった為、売上は下降の一途を辿りました。

そこでUSJはターゲティングを家族の決定権を持った主婦にした事でセグメントをアトラクションからテーマパークへと変更しました。

これは

1.Realistic Scale:ファミリー層向けのテーマパークは市場規模が大きいこと

2.Rate of Growth:家族の意思決定者への優先ターゲットであること

3.Rival:関西圏に同規模の競合テーマパークがないこと

この3Rに大きく基づいています。

つまり、まず、ターゲットを分析してからセグメントを決めます。

このターゲットを分析する際にはエリア、顧客、競合を判断材料とします。

TSP戦略

1.ターゲットを分析し

2.分析した事で市場を区切り、

3.その上で自分の市場における立ち位置を決める

この流れが本来のセグメント決めに関わります。

如何でしたでしょうか?これでターゲティングとセグメントの違いがよく分かったと思います。

ご精読ありがとうございました。

次回はSem2 Week5です。

Sem2 Week3 マーケティング基礎編

皆さん、こんにちは!今回はマーケティングについてです。何故、マーケティングについて学ぶ必要があるのかというと、

マーケティングとはファッションであり、変化が著しいものだからです。

それはお客さんが変化するからであり、また、それは業界が変化するためだからです。

このマーケティングを学ぶことで、

  • フレームワークの重要性が理解する事ができます。
  • フレームワークを用いる事で効率が上昇します。
  • 本質的変化に対応する必要がなくなります。

1.昔のマーケティング(1900年代)

1900年代のマーケティングでは多くの商品を売る為に値下げを行って売上を上げるという考え方です。

これを価格弾力性といいます。価格をバネのように縮めて、縮めた分だけで販売数が反発して飛びあがるという仕組みです。

しかし、ある時期に販売数が値段に関係ないという事が分かります。

例えば、ガリガリ君は1個60円で売っていたわけですが、税金を理由に単価を70円に切り上げました。しかし、販売数は以前と変わりませんでした。

つまり、値段が販売数に関係しているわけではないといえます。

これらの事を含めて、企業側は値段だけがマーケティングではないという事に気が付いたわけです。

結果的に今までマーケティングの構成要素は

  • 値段:Price いくらで
  • 商品:Product 何を

であったのに対して

ここから構成要素は二つ加わり

  • 値段:Price いくらで
  • 商品:Product 何を
  • 場所:Place どこで
  • 流通:Promotion どのように

となります。

また、技術力の発展で大量生産ができる時代では値段以外に商品の差別化できる手段が無くなりました。

その為、企業は一律生産から一部の対象者に絞ったターゲット生産へと切り替えます。

これにより次のマーケティング戦略が生まれます。

2.STP分析

S=Segment :市場のニーズを明確に分割する事です。

例えば、美容院はカットとカラー、トリートメントに分けることができます。

T=Target:分割したニーズの中から更に人を分ける事です。

ここでは性別や年齢、所得ごとに分けることをいいます。

P=Positioning:自分店舗の市場での位置の把握

例えば、値段が高いのか、低いのか、サービス範囲は専門的なのか、広範的なのか

3.2000年代のマーケティング戦略

2000年に入るとモノが溢れる時代へと変化しました。

つまり、モノの差別化が難しくなったために印象の差別化が非常に重要となりました。

ここでいう意味はエコであったり、環境保護、健康などです。

これを3I(スリーアイ)といいます。

  • Image:印象
  • Identity:素性
  • Integrity:誠実

これらが付加価値となり、安価な値段を避ける手段となっていきます。

4.2010年のマーケティング戦略

ここからお客様が広告になる時代になっていきます。

これを5Aといい、

  • 認知:Aware その商品を知り
  • 訴求:Appeal 好きになり
  • 調査:Ask   クオリティーを確信し
  • 行動:Act   商品を購入
  • 推奨:Adovocate 他人に推奨する

お客さんが実際にインスタ映えやタグ付けを用いたような購入後のプロセスも考慮する時代となります。

5.2020年のマーケティング戦略

ここからお客様からサポーターを創る時代となります。

つまり、ファンの囲い込みです。好きな人を集め賛同する人を集めた一種の組織を作ります。こういったサポーターを作ることで安定性と継続性を図ります。

マーケティングとは心理学であり、心理学とは統計ベースの学びであるといえます。

ここで事例を示したいと思います。

1.ある大阪の行政では駐輪禁止の場所に自転車の駐輪が増加したため、「駐車禁止」の看板を設置しました。

2.しかし、結果的に駐輪の件数は減りませんでした。

3.そこで行政は禁止を促す看板を辞めて、「自転車捨て場」という表示板を立てました。

4,すると結果は件数が半数以上減少しました。

今後、マーケティングはフレームワークを活用するクリエーションの時代へと変わっていきます。これが

AIDMAです。

  • Attention:広告に気づき
  • Interest:そこから興味がわき
  • Desire:欲しくなり
  • Memory:記憶し(高単価の商品の場合)
  • Action:購買する

世の中のほとんどがオンライン化されてきました。

しかし、オンラインとオフラインでは心理的行動は一緒であるといえます。

つまり、マーケティング行動を理解し運用することで効果が大きく得ることができます。

例えば、AIDMAを知っている人が広告を作成するとき、Zの法則を引用します。

Zの法則とは人はモノを見る時、Zを書く際の順番のように情報を把握します。

こういったフレームワークを用いることでクリエーション自体に改善を加えることができます。

6.フレームワーク活用による広告戦略の変化

オンライン購入の特徴として購入までのプロセスが長いことが言えます。

これは次のようなプロセスでまとめることができます。

  1. Attention:注目して
  2. Interest:興味を持ち
  3. Search:その商品について調べて
  4. Compare:他社の製品と比較し
  5. Examination:その商品を検討し
  6. Action:商品を購入
  7. Share:商品を共有する

これをAISCEASの法則といいます。

オンラインでの購買動向は特に比較がキーポイントとなります。

結局、消費者はInstagramやGoogle,ホームページで比較を行います。

つまり、SEOで自社製品を推薦するHPがトップに出てきても、それは他社製品との比較ができない為、意味がないわけです。

つまり、最もやらなければいけない事は、

自社が作った比較サイトを作成し、自社製品と他社製品の比較情報を記載します。

この最後に自社製品が優れていると結論付ければ、消費者も比較を基に購買できるわけですから安心するわけです。

つまり、SEOで注力すべきは自社サイトではなく、自社製品と他社製品の比較を含めた比較サイトだという事です

7.最後に

マーケティングは時代によって変わる為に価格を安くする以外での方法でマーケティングが必要となります。

マーケティングは心理学であり、これを基に行動した結果の統計学です。つまり、このマーケティングのフレームワークは統計的に作られていると言えます。

如何でしたでしょうか?この回以降からマーケティングについて説明していきます。

ご精読ありがとうございました。次回はSem2 Week4マーケティング です

Sem2 Week2 プレゼン編

皆さん、こんにちは!今回はプレゼンスキルについてです。

プレゼンは難しい、、そんな事を考えている方いらっしゃると思います。

しかし、ものはいいようなわけです。ほとんどのサービスは同じでサービス内容はそこまで重要ではありません。

1.プレゼンは才能ではない

プレゼンは才能ではありません。コツです。

そもそもプレゼンとは、話すことではなく動かすことです。プレゼンの構成要素は

  1. プレゼンの基本
  2. 聞き手の導き方
  3. スライドの作成
  4. 立ち振る舞い
  5. 話し方のコツ

で成り立ちます。

しかし、ここで最も重要なのはプレゼンのゴールは何かという事です。サービスを理解してもらった後に何処に向かわせたいか、何処に目指すかが非常に重要です。

  • 契約の締結
  • 決裁者承認
  • サービス販売

色々あると思います。しかし、これが定まらなければプレゼンの意味がありませんので注意が必要です。再度言いますが、プレゼンは話すことではなく、人を動かすことです。

2.最初にすべきこと

最初に何を準備すべきでしょうか?

多くの人は手元に何もないから資料を準備しようとします。

しかし、資料は二の次でいいです

まず、以下のことを決めてください。

  1. 目的を明確にしてください。(結果的に顧客にどうさせたいのか?)
  2. 誰に理解してもらいたいのかを考えてください。
  3. その相手をどうやって動かしたいのか?

1.目的:

まず、5W1Hを分析します。

  • 何について聞きたいのか
  • 何故、それをやりたいのか
  • 1対1形式なのか、セミナー型なのか
  • 特に重要な聞き手は誰か
  • いつどこでそれを行うのか

2.聞き手の理解

相手ごとにプレゼン内容を変えます。

パターンA.相手方が新卒や平社員の場合

こういった相手は、レポートや発注決裁、SNS投稿、ブランディングといった業務が多いため、手間と作業の効率化に焦点を置いた目標に重点をおきましょう。

パターンB.相手方が中間職の場合

こういった相手は売り上げやリピート顧客、ブランド、即日性に重点を置いています。つまり、短期的な効果や売上事例に焦点を当てた目標を示しましょう。

パターンC.相手方が社長の場合

こういった相手は経営安定、ファン化、新事業、コストといった長期的な戦略性やコスト削減を目標として示していきましょう。

つまり、相手ごとに目的を変えましょう。

  • 平社員:売らない
  • 部長:売りに行く
  • 社長:売らせにいく

ここで重要なのは誰と話すのか?

その人はどんな責任を抱えているのか?

このように柔軟性を持ってプレゼンしましょう。

3.聞き手をどう動かしたいか

聞き手の分析が出来たら続いて、どんな内容をプレゼンするのかを決めていきましょう。

ここで重要なのは内容の順番です。何に優先順位をつけるのか、これは何故できるのか根拠を示しましょう。

平社員の場合:

周にどのくらいの頻度で運用するのか

レポートはどうするのか           ⇒システム化やカスタマイズで施行

削減時間はどうなるのか

そしてプレゼン時にはストーリーラインが重要です。

如何に集中力の高い時間帯に話せるのかもカギとなります。

人間の集中力

人間の集中力は開始から30分に向けて上昇していき、30分に到達後、人間の集中力は低下していきます。

つまり、ここで大事なのは必ずソリューションズファーストであることです。

この30分に向けて集中力が上がる時間帯に聞き手が聞きたいことをなるべく早く話しましょう。

1.最初に解決できる事を話しましょう。

2.根拠、つまり、その解決できる原因、機能などを話しましょう。

4.スライド作成方法

原則として1スライドに1メッセージが基本です.

ここからスライド作成において重要な事項をご説明いたします。

  1. TPO:プレゼン時間はどのくらいあるのか、どこで資料は見られるのか、誰にどうやって見られるのか
  2. メッセージの記載:スライドに書くタイトルはメッセージに。売上⇒売上30%増加
  3. 箇条書き:チャートがなければ箇条書きに
  4. グラフにマーク:グラフを書く場合、注目してほしい場所にマークとメッセージを記載

5.プレゼンの立ち振る舞い

ここで重要なのは

  • アイコンタクト:一人当たり1秒から2秒で
  • スクリーンを見ないこと:開発者モードで次のページを把握

話す際には「えー」や「あの」、といったヒゲ言葉をやめましょう。プレゼンは5回繰り返して暗記してください。

他には「ここからが重要で」といった瞬間的な前置きを言ってみてください。これにより聞いている人はより聞こうとしてきます。

6.話し方のコツ

3つの定義をご存知でしょうか?

それは根拠の数に応じて聴衆の信頼度が増加するという指標です。

根拠数1つの場合2つの場合3つの場合
信用度60%75%80%
3つ以降からは変化率は少ない

最後に

アンカーの設定:今どこの話をしているのか、スライドにアンカーの色を付けて聞いている人を導いてあげましょう。

まとめ:

まず、第一準備として目標設定で相手にどうしたいのかを明確にしましょう。

次に目的と聞き手を理解し、話す内容の順番を決めましょう

そして最後に、TPOを考えてスライドの順序を理解しましょう。

以上がプレゼンで重要な事です。如何でしたでしょうか?

次回はSem2 Week3 マーケティング 基礎編です

ご精読ありがとうございました。

Sem2 Week1 学び方の学び

皆さん、こんにちは!今回は学び方の学びについてです。

これから何を学んだらいいかわからない?

こんな方いらっしゃいませんか?

答えは一択です、、、マーケティングを学んでください

何故ならマーケティングとは、

無サービスの状態 ⇒ サービス作成 ⇒ 購入 ⇒ リピート

このプロセスの循環だからです。

学べない原因は?

時間が無いから学べないです・・・

今の時代、スマホ一つで学べます。隙間時間に何をやっていますか?

お金が無いので学べません・・

YouTubeやライブで学べます。

学び方の学び

1.多くのインプットより正確なインプットに重点を置いてください。

2.人の数倍の効率を意識して学ぶことです

3.学びの必要性と理解をする事で継続をしていきましょう。

忘却率:

経過時間20分後2時間後1日後1ヶ月後
忘却率42%58%74%79%

ではこの忘れたものをどう取り返せばいいのでしょうか?

  • ブログなどで要約にする
  • 朝食やカフェ、勉強会で誰かに話す
  • 仕事でとにかく使う

このようにアウトプットしていきましょう。そうすることで記憶に定着していきます

では、どのようにアウトプットすればよろしいでしょうか?

outputの仕方: CREC

CRECとは

1.Conclusion(結論)2.Reason(根拠)3.Example(例)4.Conclusion(結論)

この順序でアウトプットしましょう。

ではこのアウトプットをするために、どのようにインプットすればいいのでしょうか?

動画をみましょう。視覚的にも聴覚的にもいいので記憶に残ります。

動画で見る事でフォルダ管理が可能になります。つまり、一々本棚に行く必要が無いのです。

学ぶ意味とは?

最も重要な部分である学ぶ意味とは何でしょうか?

まず、短期的な幸せとは皆さんにとって何ですか?

多くの人は好きなことに多くの時間を費やすことが幸せを感じていること瞬間だと思います。

8時間かかる仕事を4時間で終わらせたいと思いませんか?

つまり、スキルを身につける事が好きな時間を増やす為の手段となります。

では中期的な幸せとは何でしょうか?

333の法則を皆さんはご存知ですか?

これは3日以内に3社から3割以上の年収を提示してもらう準備を常にできている事です

今クビになっても他の会社で働ける程のスキルを持っているかという事です。

出来ることが多いという事

一つしか出来ることがなく、それを選択して働く場合と

出来ることが複数あるのに一つを選んで働く場合では、

明らかに幸福感が異なります。

これは中期的な幸福感と長期的な幸福感に共通しています。

何故なら、スキルがない人は出来ることがありません。

出来ることがない人はやりたいことがありません。

このように見通しすら立たないため、まず、スキルアップを図る事で見える景色も変わる為やりたいことが自ずと見えてきます。

だからスキルアップを図る事が重要なのです。

社会人の学び

社会人の学びは学生の学びとは異なります。

学生の学びはカリキュラムや内容が決まっているのに対して、

社会人の学びは内容もカリキュラムも自分で探して学んでいく必要があります。

では、ここまで学びについて説明していきましたが、何故学ぶ必要があるのかについて説いていきたいと思います。

VUCAの時代

今現在、コロナで生活様式が変わってどうですか?こんな時代が来るなんて・・・

と思われている方もいらっしゃると思います。

VUCAとは

  • Volatility:流動性 スマホやUBER
  • Uncertainly:不確実性 災害やコロナ
  • Complication:複雑性 外資規制や税制の変更
  • Ambiguity:曖昧性 先行きの不透明さ

これら4つが含まれる時代です。ここまで不透明で不確実な状況の中で

臨機応変に対応する力が問われているという事です。

従来は物不足でマニュアルによって生産していた時代でした。

しかし、近年ではモノ過剰の時代です。ものが溢れすぎているという事です。

つまり、いま必要な事は課題観察です。

何が課題なのか?⇒理解、分析⇒実行の道筋⇒行動

このプロセスをOODAといいます。

  • Observe:観察
  • Orient:理解、分析
  • Decide:実行の道筋
  • Action:行動

現場が観察して現場が課題を解決するという意味です。

今やマニュアルに従事する時代ではなく、変化に対応する時代です。

だからこそ、共通して必要であるビジネスフレームワークが必要な時なのです。

やれる事を増やして幅広い専門知識を持ちましょう。

大切なこと

大切にしたい価値観や世の中で解決したい不は何ですか?

今、答えられる必要はありません。だからこそ、スキルを身につけて視野を広げていきましょう。

一つの選択肢から選ぶのは自分で選んでいません。それはそこにしか選択肢がないから選んでいるので強制的に選んでいるようなものだからです。

今、重要な事は

  • Will : 今、自分は何がやりたいのか
  • Can : そのために何ができるのか
  • Must : 何ができないのか

このWillとMustの差を知る事です。

如何でしたでしょうか?今回は学びについてやっていきました

次回はSem2 Week2 です。ご精読ありがとうございました。

Week35 先物投資

皆さん、こんにちは!今回は先物投資についてです。

まず、デリバティブとは先物やオプション、スワップなどを含めた最先端の投資の事をいいます。

では何故あるのでしょうか?

それは投資家を飽きさせないためです。そして、他者との差別化を図るためでもあります。

1.先物について

証券会社やオンライン証券で買うことができます。

ではどういった形で取引されるのでしょうか?

例えば、新型のパソコンが売られるとします。

このパソコンをほしい人が10万円で予約券を購入します。

実際、販売されると価格は15万円でした。故に5万円で購入する事ができます。

パソコンだけでなく、作物も同じです。その年で豊作か不作かは分からないわけです。

だから半年後、1年後にいくらで買うという予約をするのです。これが先物投資です。

2.先物投資の種類

  • 株価指数先物投資
  • 金利先物投資
  • 債券先物投資
  • 通貨先物投資
  • 商品先物投資
  • 排出権先物投資
  • 電力先物投資

などがあります。

例えば、作物が今年に豊作か不作かわからない時、農家はファンドと呼ばれる保証会社と契約を結びます。保証会社は証券化して証券会社に先物取引として市場に出回ります。ここで投資家から得たお金を農家の補償金として確保します。

しかし、農家としては、高く売れたのに安く売ってしまったといったリスクや

投資家としては安く買えたのに高く買ってしまったなどの相互不利益が生じます。実際にここで得をするのは結局手数料ビジネスの証券会社になってしまいます。

先物投資:買い手側の視点

消費者A:オレンジが欲しい

生産者B:今年豊作か不作かわからない

消費者A:じゃあ、100円で予約券ください

半年後・・・

消費者A:やっぱり必要なくなりました。

消費者C:私110円で買います。

結果、消費者Aは10円の得

先物投資:売り手側の視点

マーケットでオレンジが1個100円だとします。

生産者A:今年はオレンジが豊作かもしれないと予測を立てる、そしてオレンジ1個100円の予約売買券は持っています。

1年後・・・

マーケットでオレンジが1個50円になりました。

結果、生産者Aは100円で売る購入者がいるので50円の得があります。

一方で、

マーケットでオレンジが1個120円になりました。

結果、生産者は100円で絶対に売らなければいけないので20円損します。

つまり、先物取引は売り手と買い手ともに必ず取引しなければなりません。キャンセルはできません。

3.オプション取引

オプション取引とは、自分が得をする時のみ売買できる取引のことです。

例えば、

リンゴ1個を100円で買える購入券があるとします。この購入券を10円で買ったとします。

つまり、10円で100円で購入できる権利を買ったとします。

しかし、半年後・・・

スーパーでリンゴが1個50円でした。この時、買い手はこの購入券を放棄できます

つまり、オプションとは自分が負けない為の保険料のことです。

  • 先物取引(絶対キャンセル不可)
  • オプション取引(キャンセルは自由)

先物取引とオプション取引で共通しているのは、購入券自体は売買自由であることです。

この購入券を持っていく際、お店側は必ず購入券での値段で商品を売らなければなりません。

更にオプション取引には2種類あります。

4.オプション取引:コールオプション(買う権利)とプットオプション(売る権利)

  • コールオプション(買う権利)

リンゴを100円で買えるチケットを10円で買った。

結果、市場でリンゴ1個150円でした。この場合、得なので権利行使を行います

一方で、市場でリンゴ1個50円でした。この場合、損なので権利放棄します

  • プットオプション(売る権利)

リンゴ1個100円で売れるチケットを10円で買いました。

結果、市場でリンゴが1個150円でした。この場合、売り手にとって損なので権利放棄します。

一方で、市場でリンゴが1個50円でした。この場合、売り手にとって得なので権利行使を行います。

では・・・

Q1.買い手側

リンゴ1個100円で買えるチケットを10円で買いました。

結果、市場でリンゴが85円になったとき、いくら損でしょうか?

A.10円の保険料のみが損となります。

Q2.売り手側

リンゴ1個100円で売れるチケットを10円で買いました。

結果、市場でリンゴが85円になりました。いくら得でしょうか?

A.100-85-10=5 よって5円特になりました。

5.スワッピング:交換すること

スワッピングとは交換取引のことです。

種類は以下のようにあります。

  • 金利スワップ
  • 通貨スワップ
  • クーポンスワップ
  • エクイティススワップ
  • コモディティスワップ

例えば、

A社:変動金利(但し、今年は5%)、借金100億円・・金利上昇の不安、固定金利にしたい・・

B社:固定金利5%(毎年)、借金100億円・・変動の金利下降の期待、固定に対する不満・・

このように双方の利害が一致していれば、

金利スワッピングを行う事ができます。

行った結果、

A社:借金100億円、変動金利(但し、今年は5%)、⇒固定金利

B社:借金100億円、固定金利5%(毎年) ⇒変動金利

以上のようになります。これがスワッピングです。

如何でしたでしょうか?これで投資シリーズは終了です。

次からはマーケティングにテーマが切り替わります。

ここまでご精読ありがとうございました。

では・・・Sem2 Week1 でお会いしましょう!!

MUP Week34 株の購入方法

皆さん、こんにちは!今回は株式投資の最終編です。

今まで株式とは何か?から何を判断基準にして投資していつ投資するのかまでやってきました。

今回は株式投資でどのように株式を買うのかを説明していきたいと思います。

1.株式投資の前提

まず、前提として株価が高値の時に売り、安値に買うという事です。

しかし、株価自体はいつ上がるのか、いつ下がるのかがわからないわけです。但し、株価が動く事だけは分かります。

そこで次のような株式投資の方法が現れます。

2.ドルコスト平均法と定量購入法

株価が予測できない為、株価の変動に関係なく、投資する方法です。

1ヶ月2ヶ月3ヶ月月4ヶ月5ヶ月
株価100001500050001000020000

定量購入法:株価に問わず、定期的に購入する株数は同じで投資を行う事です。

定量購入法1ヶ月2ヶ月3ヶ月4ヶ月5ヶ月合計平均/一株
購入株数100100100100100500
購入額100万150万50万100万200万600万1.2万
購入する株数を変えない

ドルコスト平均法:投資する際の金額を予め決めておいて投資を行う事です。

ドルコスト平均法1ヶ月2ヶ月3ヶ月4ヶ月5ヶ月合計平均/一株
購入株数1006720010050517
購入額100万100万100万100万100万500万0.96万
購入する際の合計金額は変えない

以上の方法を比べてみると、ドルコスト平均法の方が一株を安価で購入出来ることが分かると思います。つまり、リスクを少なくできるという事です。

しかし、リスクを最低限に抑えている為、株価が好転した時に動き出さないので利益分岐点も同時に低くなります。” Law risk Law return “

しかし、ドルコスト平均法は、株式投資の前提である “安い時に買い、高い時に売る” を無視しています。

そこでこの前提から離れない方法があります。それが・・・

3.バリュー平均法:資産価値(保有株価)を決めて、増減しないように調整する

バリュー平均法とは、株価の変動に合わせて保有株数を目的とする資産価格へ調整する事です。

バリュー平均法1ヶ月2ヶ月3ヶ月
投資額1万2万3万
株価10005001500
口数10口30口20口
累計口数10口40口(10+30)20口(40-20)
資産価格(これ以上以下にしない)1万2万3万
ここでは月毎に増やす資産価格を1万円とします。

月毎に投資を行うとします。ここでは保有する資産価格を月毎に1万円ずつ増やす事を目的とします。

この保有株の価値がこの資産価格より増えたり減ったりしてはいけません。

2ヶ月目では株価が500円に下がってしまったので、保有株数10口×500=5000 となり、

これでは目標とする資産価格の2万円に届きません。故に購入する株は不足分の15000です。ですから15000÷株価500=30株数、故に購入する株数は30口です。

3ヶ月では株価が1500になりました。この時点で保有している株数は40口です。

故に1500×40株=60000です。しかし、目標とする資産価格は3万円です。資産価格を3万円オーバーしているわけです。ここで過剰分を売却します。

つまり、過剰分30000÷株価1500=20株数を売却します。

このように資産価格を絶対に守る方法、これがバリュー平均法です。

株式分割

以上のような方法で株式を購入する際に、安い株が市場に出回っていることがある思います。

これは証券会社や企業側がより多くの人に株式を購入してもらうためです。

特に未上場企業が上場する際に経営状態を公開する義務が働きます。この状態を表す書類をIRといい、この義務のことをIPO(Initial Public Offering) といいます。

特にこういったIPOの場合、投資家は企業の経営状態が不透明な為、不安があります。

そこで投資家を安心させる為に証券会社は公募価格を割安に設定している事が多いです。

また、投資家の共通認識としてIPO株が上昇するという共通認識があります。

ここでの公募価格で投資できる投資家は抽選で決まります。

その為、IPOを多く扱っている証券会社を証券会社選びの判断材料に参考にするといいでしょう。

如何でしたでしょうか?以上で株式投資は終了です。

次回はWeek35先物投資についてです。

MUP Week33 Part2 株価チャート

皆さん、こんにちは!今回は前回の続きです。では、チャートの構成要素である三つ、

ローソク、出来高、移動平均線について深く説明していきます。

1.ローソクについて

ローソクには胴体とひげがあると説明したと思います。

胴体は勢いを表し、大きければ大きいものほど、上昇速度が速く、今後も上昇する可能性があります。

更に移動平均線とローソクがあまりにも離れている場合は、狙い目です。

理由として、ローソクと移動平均線はいつか必ずクロスする動きを株価は必ず取るからです。

例えば、スピードの速い電車を止めるにはそれだけ強いブレーキを踏む必要があります。

一方でひげは反動を表します。安値が終値から大きく下に離れていればいるほど、それだけ売り手より買い手が多いという事を表します。つまり、今後上昇傾向がある事を意味します。

下落パターン1

買い投資家以上に売り投資家が多い時が下落する典型例です。

下落パターン2

ひげのない陰線です。これは大陰線といいます。これは投資家たちが迷いなく、売り込んでいる状況です。

トレンド転換兆候:

コマ

流れの中で重要なのはコマです。これはヒゲも短く、胴体も小さい状態です。

これは投資家たちに迷いがあり、方向性が出ない状態で保ち合い相場とも言います。

高値圏でこのコマがある場合、下がることを意味します。

一方で安値圏でコマがある場合、上昇を意味します。

長期的な場合はIRを判断材料として、中長期的に財務諸表や業界で判断、いつ買うのかをチャートで判断します。

2.移動平均線

上昇傾向のサイン

上のように、上からローソク、5日線、25日線、75日線、といったように位置している、この状況の時は必ず保持しましょう。

つまり、ローソクが移動平均線の上にあれば、その期間儲かった投資家が多いという事が分かります。

次に

このように安値が底ばいで続いていた株の終値が短期、中期、長期線の三本線より上に位置していれば、上昇の兆候です。

ゴールデンクロス:

オレンジの線を短期線、緑を長期線、とします。

このようにローソクが上に位置し、短期線が長期線をクロスして上昇した時、この状況の時株価は上がります。これをゴールデンクロスといいます。

特に安値圏でゴールデンクロスがあるとき、必ず買いに入れてください。

下降傾向の兆候:

オレンジが短期線、緑が長期線とします。

このようにローソクが移動平均線の下にあり、長期線が短気線をクロスして上昇した場合、株価は下降します。これをデッドクロスといいます。高値のデッドクロスは売りに出してください

最後に

取引を行う前に・・・

  1. 過去の乖離率を分析しましょう。今までどの程度移動平均線から離れているのか、過去1年から5年間でどのくらいの乖離率かを見てください
  2. これを基に、乖離率何パーセントで売りに出すのかを決めましょう。乖離率何パーセントで売るのか、移動平均線に触れたら買うなど・・・

このように株式投資は指標を決めて行う事で、気持ちに左右されなくなります。

今回は以上です。ご精読ありがとうございました。

次回はWeek34 株の購入方法です。

MUP Week33 Part1 株価チャート

皆さん、こんにちは!今回は株式のヒットチャートの見方についてです。

その前に株式市場についてです。

1.個別銘柄で支障が出やすい株主市場

  1. NYダウ:米国の有名企業30社の平均株価
  2. 日経平均:日本の有名企業225社の平均株価

2.構成銘柄が多い株式市場

  1. S&P 500: 有名企業500社の時価総額
  2. TOPIX: 有名一部上場企業の全銘柄の時価総額

ではこれに基づいて株価チャートについてです。

まず、株価チャートは以下の三つを判断基準とします。

  • ローソク
  • 移動平均線
  • 出来高

1.ローソク

長方形自体を胴体、上下に突出している線をひげといいます。

ここから用語を一つ一つ解説していきます。

陽線とは色のないローソクを表したもので、株価が始まりの価格より上昇して終わったことを表します。

陰線とは着色されたローソクを表したもので株価が始まりの価格より下降して終わった事を表します。

高値は取引時間内で最も高かった価格であり、安値は最も安かった価格を意味します。

始値は取引開始時間での価格で、終値は取引終了時間での価格です。

2.出来高:売買された取引量

出来高では投資家の注目度を表します。時間帯ごとにこのように縦棒グラフが並び、この値が大きい時ほど取引量が多いということになります。

3.移動平均線:儲かった人がどれだけいるのか

移動平均線はある特定の期間の終値の平均値を表したものです。

  • 5日平均線:一週間ごとに見た終値の平均
  • 25日平均線:一か月ごとに見た終値の平均
  • 75日平均線:三ヶ月ごとに見た終値の平均

これらの平均線を基準に現在の終値が移動平均線より上に位置していれば、儲かっている人が多いということになります。

ちょっと中途半端かもしれませんが、今回は以上です。ご精読ありがとうございました。

次回はWeek33 Part2 株価チャートです。

MUP Week32 株式投資 Part3

皆さん、こんにちは!今回は前回の続きである株式投資についてです。

PBR:一株当たりの純資産に対する株価の正当性の指標

PBRとはBPSに対して株価がどのくらい差があるのかを表したものです。

例えば、純資産100万円で100株発行済みの株式会社があるとすると

BPSは1万円です。

この時、

  1. 株価が2万円の時、+1万円は期待値でこれは一般的です。 PBR:2倍
  2. 株価が1万円で定価ですが、市場では定価はあまりありません。 PBR:1倍
  3. 株価が5千円の場合、BPSが5000円だからお得??! PBR:0.5倍

しかし、3の事例には二パターンあります。

1.資産が1億円持っている会社でも利益が赤字の場合、PBRがBPSを下回ります。

またPBRが1倍の場合でも、株価が下がり続けるリスクがあります。

2.一方で、資産が1億円ある企業があっても全体的に不景気の場合や投資家にとって他にいい案件があるとき、BPSがPBRを下回ります。

このパターンの場合、IRに問題が無ければ株価が上がる可能性が非常に高いです。

PBRによるチャンスの見分け方

PBR1倍未満の株がある場合、時間はかかりますが、少なくとも1倍には近づく可能性がある為、チャンスです。

加えて、株価がPBR1倍になる値に近づいてきた場合、IRなどで財務、市場に問題が無ければ投資のチャンスです。

ROE:自己資本利益率 :お金の使い方がうまいかどうか

投資されたお金でどれだけ効率良く利益をあげたかを表したものです。

例えば、投資家が10億円投資したとします。この時、純利益が2億円だとします。

つまり、10億円の投資に対して20%のリターンが返ってきています。

これが ROE=20% となるわけです。

では次の例はいかがでしょうか?どちらの会社がROEが大きいでしょうか?

  1. 総資産が50億円で負債が40億円、株主資本が10億円で当期純利益が2億円
  2. 総資産が50億円で負債が10億円、株主資本が40億円で当期純利益が2億円

答えは1です。

10億円を使って2億円が返ってきていますが、2は40億円を使って2億円が返ってきています。

つまり、ROE = 純利益/株主資本

ROEが大きければ大きいほどお金の運用がうまいといえます。

※注意 :報告上の値

EPSやPERがいい値でも、

企業が商品を納品して、後払いで処理した為にその分の売上が売掛金として処理されたとします。しかし、納品先の企業が倒産した事で、下方修正申告又は倒産せざるを得ないなども十分にあり得るため

絶対にCF計算書の営業CFを見てください。ここで本業が儲かっていれば下方修正申告や黒字倒産といったリスクを防ぐことができます。

投資するとき、

  1. 現状を表す企業の営業CFをまず、見る
  2. その中でリスクの少ない会社を探す
  3. そこで見つけた企業から未来を表すチャートで儲かりそうな会社を探しましょう
  4. そこから買い時を調べ上げましょう

自己資本比率:自分の所有する資本割合

自己資本比率とは企業の資本の中で、企業自身が所有する資産の割合を表したものです。

ここでの割合が50%以上であれば、倒産リスクは非常に小さいといえます。

逆に人から借りた資産の割合が大きいと倒産リスクは高いです。

勿論、これは業界によります。不動産業界の場合、10%代であることはよくあります。

今回は以上です。

如何だったでしょうか?次回はWeek33 Part1 株価チャートについてです。

ご精読ありがとうございました。では・・・

MUP Week32 株式投資 Part2

皆さん、こんにちは!今回は前回の続きである株式投資に必要な3要素からです。

  1. 情報
  2. タイミング
  3. 方法

では一つ一つ見ていきましょう。

1.情報

まず、判断する基準として、

  • 今後、伸びる市場なのか
  • 市場獲得のためにどんな事業や投資をしているのか
  • その行動を数値化した時、伸びしろがあるのか

こういった事をIRやニュースを通して投資判断の基準にしていきます。

では、このニュースやIRにどう結び付けていくのか、を説明していきます。

2.判断の流れ

  1. 時事ニュースを通して、市場の成長における可能性を見る
  2. その市場の中で独自調査で成長しそうな企業を発見
  3. 調査で競合などを把握
  4. IRで財務状況の把握をする事で経営状態を理解する

結論として、長期的に上がる株であれば短中期的にも上がる確率が高いという小さい指標ができます。

この小さい指標は全てチャートに表わされています。

そこでここからはこのチャートを理解する為に、用語の説明から行っていきたいと思います。

3.時価総額

時価総額とは株価に発行株式数をかけたものを言います。

投資家の思考は次のような流れです。

「企業が100億円儲かった。」→この事実から発行株数100株の場合、一株当たり1億円儲かったという事になる。

例えば、

  1. 売上100万円稼ぎました
  2. 30万円の経費が出ました。
  3. 70万円の利益が残りました。
  4. 資産は70万円です。

EPSとPERは会社が出す利益に対して今の株価が買い時なのかどうか

PBSとPBRは会社が持っている資産に対して今の株価が買い時なのかどうかを決める判断材料です。

1.EPS:Earning per share 一株当たりの純利益

ある企業の純利益が2000万円で発行済み株式数が10万株だとすると

EPS (一株当たりの純利益):純利益 2000万円 ÷ 発行済み株式数 10万円=200円

つまり、一株当たりの純利益は200円となります。

この一株当たりの純利益は本来、株主に回るべきお金です。しかし、会社にも利益を残さなければいけない為、株主総会でこの割合を決めます。

これを一株当たりの配当といい、これが株主への配当となります。

ex: EPS:15.58

一株当たりの配当:8.86

会社に残すお金:15.58-8.86=6.72 となります。

2.PER:株価収益率 期待と実績の差を表す数字

例えば、10000円売上あり、株数が100です。

EPSは100円、しかし、実際の株価は2000円だとすると

ここでの差は1900円でEPSの20倍です。この実績と期待の差をPER 株価収益率といいます。

PERが下降:一株当たりの利益が上昇し、期待値との差が縮まるパターン

ここでは会社が頑張って利益を生み出しているのにも関わらず、誰も知らない場合お買い得です。

PERが下降:一株当たりの利益が一定でも、株価が下がるパターン

利益の安定性は見込めるのに期待されていない場合、お買い得です。

つまり、

株価÷EPS= PER

日本の上場企業では15倍が平均です。将来、有望な業界は期待値が高い分、PERも高くなります。

PERを見る事で次のパターンが考えられます。

PERが低い:収益率が高くなった or 期待が下がった つまり、割安

PERが高い:収益率が低くなった or 期待が上がった つまり、割高

こういう仮説が重要になってきます。

3.BPS:一株当たりの純資産

BPSとは簡単に言えば、今すぐ会社が潰れた場合一株あたりに返ってくるお金の割合です。

純資産とは内部留保や前年度もの利益がある返済する必要のない資産です。

純資産が1億円で発行済み株式数が10000株の場合、

一株当たりの純資産は1万円となります。これは普通です。

しかし、一株当たりの純資産が1.5万円の場合もあります。この時0.5万円は期待値となります。

一方で一株当たりの純資産が0.5万円の時、非常に危ない状態を意味します。

資産が多ければ多い企業ほど安全性があり、潰れるリスクが少ないと言えるからです。

大規模な災害や景気転落、為替変動によるコスト増大の発生などで企業の状態が危ない時、

一株を多くの資産で支えている企業と一株を少ない資産で支えている企業とでは

圧倒的に一株を多くの資産で支えている企業の方が安定します。

つまり、BPSが150円で株価が300円の時、リスクとして150円がかかるということになります。

今回はここまでです。次回にまた、お会いしましょう。

ここまでご精読ありがとうございました。次回はWeek32 株式投資 Part3です。