MUP Week30 投資信託、ヘッジファンド Part1
皆さん、こんにちは!今回は投資信託・ヘッジファンドPart1についてです。
投資信託についての知識を今回はインプットしていきましょう。
今回も長いので二本立てです。
1.投資信託とは
色々な投資家から資金を募り、これをひとまとめにして運用の専門家に運用してもらい、ここで得られた利益を投資家に分散して還元するといった仕組みです。
ここでのメリットは1000円からといった小口投資でできるため、リスクなくできることです。
卵が10個ある時、10個を一度に運ぶと壊れて元がなくなってしまいますが、1個づつ運んで一つでも無事に運べればそれがニワトリにかえってまた、卵を産みます。これによりまた、10個貯まるのを待てば元が取れるというわけです。
では投資信託の仕組みはどのようなものなのでしょうか?
2.投資信託の仕組み
- 投資家が「投資信託をしたい」
- 投資信託を売っている販売会社である銀行や証券会社で投資する
- 販売会社はその投資されたお金で今度は運用会社に投資する
- 運用会社は受託会社である信託銀行に指示を出す
- その指示通りに受託会社は株式や債券、不動産市場で運用する
- ここで得られた損益を受託会社から運用会社に分配する
- そして得られた損益を運用会社から販売会社に渡る
- そして最終的な損益を投資家にリターンとして配当する
2.投資信託のデメリット
「じゃあ、もし仲介業者が倒産した場合、お金はどうなるの?」
こんな事思った方いらっしゃると思います。
先程挙げた、販売会社、運用会社、受託会社のどれかが潰れてしまっても、法律上、預り金として処理しているためお金のお財布は別々にしてあります。それ故に安心してください!
しかし、元本保証はされていません。つまり、仲介業者の中で倒産する会社が出れば、お金は返されますが、元々のお金と同じ金額かどうかは保証されないという事です。
しかし、これが投資です。必ずしもリターンは保証されません。
デメリットは下記の通りです。
- 元本保証なし
- 手数料がかかる:販売会社に対しては販売手数料、指示を出す運用会社に対しては維持手数料(年利1%程度)、信託を止めて売却する際に信託財産留保額という手数料がかかる
- 短期的な利益は低い:長期で保有する際に利益が発生する場合がほとんど
3,最近の投資信託の形:販売会社なし
最近では販売会社に仲介させない形が増えてきています。
- 投資家が直接運用会社に委託する(直委託)
- 運用会社が受託会社に指示
- 受託会社が市場で運用
- 損益を運用会社に分配
- この損益を運用会社が投資家に配当
4.投資信託の種類
1.パッシブ運用:目標とする指標(ベンチマーク)と同じ動きを目指す
※日経平均に合わせる事がほとんどです。
その時の流れに合わせるだけなので、手間はかからず、手数料も少ない
2. アクティブ運用:目標とする指標(ベンチマーク)を上回る事も下回る事もある
つまり、高い時に買ったり、安い時に買ったりする為に手間がかかる。故に手数料が高い
日経平均とはある基準をクリアした1700社ある企業、つまり、一部上場企業の中から日本経済新聞社が選抜した225社の平均株価の事です。
5.アクティブ運用とパッシブ運用、どっち?
「結局、どっちがいいの?」と思いますよね・・
結論、パッシブ運用の方がいいです!!
これは、日本やアメリカ、グローバルで見てもアクティブ運用がパッシブ運用に負ける割合が非常に大きいです。
何故なら、アクティブ運用は確かに手間をかけて行いますが、動けば動くだけ負ける回数も多くなるからです。
例えば、手数料を投資額100万円に対して10年で見た時、
パッシブ運用の手数料を0.5% →5千円×10年=5万円
アクティブ運用の手数料を2% →2万円×10年=20万円
となり、明らかにアクティブ運用の方が手数料が高く、損失が大きい事が分かります。
さて、これで投資信託の仕組みと種類は分かって頂けたと思います。
次回は如何にして投資信託は利益を得るのかをやっていきたいと思います・・
今回もご精読ありがとうございました。次回はWeek30 投資信託Part2