MUP Week33 Part2 株価チャート
皆さん、こんにちは!今回は前回の続きです。では、チャートの構成要素である三つ、
ローソク、出来高、移動平均線について深く説明していきます。
1.ローソクについて
ローソクには胴体とひげがあると説明したと思います。
胴体は勢いを表し、大きければ大きいものほど、上昇速度が速く、今後も上昇する可能性があります。
更に移動平均線とローソクがあまりにも離れている場合は、狙い目です。
理由として、ローソクと移動平均線はいつか必ずクロスする動きを株価は必ず取るからです。
例えば、スピードの速い電車を止めるにはそれだけ強いブレーキを踏む必要があります。
一方でひげは反動を表します。安値が終値から大きく下に離れていればいるほど、それだけ売り手より買い手が多いという事を表します。つまり、今後上昇傾向がある事を意味します。
下落パターン1
買い投資家以上に売り投資家が多い時が下落する典型例です。
下落パターン2
ひげのない陰線です。これは大陰線といいます。これは投資家たちが迷いなく、売り込んでいる状況です。
トレンド転換兆候:
流れの中で重要なのはコマです。これはヒゲも短く、胴体も小さい状態です。
これは投資家たちに迷いがあり、方向性が出ない状態で保ち合い相場とも言います。
高値圏でこのコマがある場合、下がることを意味します。
一方で安値圏でコマがある場合、上昇を意味します。
長期的な場合はIRを判断材料として、中長期的に財務諸表や業界で判断、いつ買うのかをチャートで判断します。
2.移動平均線
上昇傾向のサイン
上のように、上からローソク、5日線、25日線、75日線、といったように位置している、この状況の時は必ず保持しましょう。
つまり、ローソクが移動平均線の上にあれば、その期間儲かった投資家が多いという事が分かります。
次に
このように安値が底ばいで続いていた株の終値が短期、中期、長期線の三本線より上に位置していれば、上昇の兆候です。
ゴールデンクロス:
オレンジの線を短期線、緑を長期線、とします。
このようにローソクが上に位置し、短期線が長期線をクロスして上昇した時、この状況の時株価は上がります。これをゴールデンクロスといいます。
特に安値圏でゴールデンクロスがあるとき、必ず買いに入れてください。
下降傾向の兆候:
オレンジが短期線、緑が長期線とします。
このようにローソクが移動平均線の下にあり、長期線が短気線をクロスして上昇した場合、株価は下降します。これをデッドクロスといいます。高値のデッドクロスは売りに出してください
最後に
取引を行う前に・・・
- 過去の乖離率を分析しましょう。今までどの程度移動平均線から離れているのか、過去1年から5年間でどのくらいの乖離率かを見てください
- これを基に、乖離率何パーセントで売りに出すのかを決めましょう。乖離率何パーセントで売るのか、移動平均線に触れたら買うなど・・・
このように株式投資は指標を決めて行う事で、気持ちに左右されなくなります。
今回は以上です。ご精読ありがとうございました。
次回はWeek34 株の購入方法です。