MUP Week34 株の購入方法

皆さん、こんにちは!今回は株式投資の最終編です。

今まで株式とは何か?から何を判断基準にして投資していつ投資するのかまでやってきました。

今回は株式投資でどのように株式を買うのかを説明していきたいと思います。

1.株式投資の前提

まず、前提として株価が高値の時に売り、安値に買うという事です。

しかし、株価自体はいつ上がるのか、いつ下がるのかがわからないわけです。但し、株価が動く事だけは分かります。

そこで次のような株式投資の方法が現れます。

2.ドルコスト平均法と定量購入法

株価が予測できない為、株価の変動に関係なく、投資する方法です。

1ヶ月2ヶ月3ヶ月月4ヶ月5ヶ月
株価100001500050001000020000

定量購入法:株価に問わず、定期的に購入する株数は同じで投資を行う事です。

定量購入法1ヶ月2ヶ月3ヶ月4ヶ月5ヶ月合計平均/一株
購入株数100100100100100500
購入額100万150万50万100万200万600万1.2万
購入する株数を変えない

ドルコスト平均法:投資する際の金額を予め決めておいて投資を行う事です。

ドルコスト平均法1ヶ月2ヶ月3ヶ月4ヶ月5ヶ月合計平均/一株
購入株数1006720010050517
購入額100万100万100万100万100万500万0.96万
購入する際の合計金額は変えない

以上の方法を比べてみると、ドルコスト平均法の方が一株を安価で購入出来ることが分かると思います。つまり、リスクを少なくできるという事です。

しかし、リスクを最低限に抑えている為、株価が好転した時に動き出さないので利益分岐点も同時に低くなります。” Law risk Law return “

しかし、ドルコスト平均法は、株式投資の前提である “安い時に買い、高い時に売る” を無視しています。

そこでこの前提から離れない方法があります。それが・・・

3.バリュー平均法:資産価値(保有株価)を決めて、増減しないように調整する

バリュー平均法とは、株価の変動に合わせて保有株数を目的とする資産価格へ調整する事です。

バリュー平均法1ヶ月2ヶ月3ヶ月
投資額1万2万3万
株価10005001500
口数10口30口20口
累計口数10口40口(10+30)20口(40-20)
資産価格(これ以上以下にしない)1万2万3万
ここでは月毎に増やす資産価格を1万円とします。

月毎に投資を行うとします。ここでは保有する資産価格を月毎に1万円ずつ増やす事を目的とします。

この保有株の価値がこの資産価格より増えたり減ったりしてはいけません。

2ヶ月目では株価が500円に下がってしまったので、保有株数10口×500=5000 となり、

これでは目標とする資産価格の2万円に届きません。故に購入する株は不足分の15000です。ですから15000÷株価500=30株数、故に購入する株数は30口です。

3ヶ月では株価が1500になりました。この時点で保有している株数は40口です。

故に1500×40株=60000です。しかし、目標とする資産価格は3万円です。資産価格を3万円オーバーしているわけです。ここで過剰分を売却します。

つまり、過剰分30000÷株価1500=20株数を売却します。

このように資産価格を絶対に守る方法、これがバリュー平均法です。

株式分割

以上のような方法で株式を購入する際に、安い株が市場に出回っていることがある思います。

これは証券会社や企業側がより多くの人に株式を購入してもらうためです。

特に未上場企業が上場する際に経営状態を公開する義務が働きます。この状態を表す書類をIRといい、この義務のことをIPO(Initial Public Offering) といいます。

特にこういったIPOの場合、投資家は企業の経営状態が不透明な為、不安があります。

そこで投資家を安心させる為に証券会社は公募価格を割安に設定している事が多いです。

また、投資家の共通認識としてIPO株が上昇するという共通認識があります。

ここでの公募価格で投資できる投資家は抽選で決まります。

その為、IPOを多く扱っている証券会社を証券会社選びの判断材料に参考にするといいでしょう。

如何でしたでしょうか?以上で株式投資は終了です。

次回はWeek35先物投資についてです。

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