Sem2 Week3 マーケティング基礎編

皆さん、こんにちは!今回はマーケティングについてです。何故、マーケティングについて学ぶ必要があるのかというと、

マーケティングとはファッションであり、変化が著しいものだからです。

それはお客さんが変化するからであり、また、それは業界が変化するためだからです。

このマーケティングを学ぶことで、

  • フレームワークの重要性が理解する事ができます。
  • フレームワークを用いる事で効率が上昇します。
  • 本質的変化に対応する必要がなくなります。

1.昔のマーケティング(1900年代)

1900年代のマーケティングでは多くの商品を売る為に値下げを行って売上を上げるという考え方です。

これを価格弾力性といいます。価格をバネのように縮めて、縮めた分だけで販売数が反発して飛びあがるという仕組みです。

しかし、ある時期に販売数が値段に関係ないという事が分かります。

例えば、ガリガリ君は1個60円で売っていたわけですが、税金を理由に単価を70円に切り上げました。しかし、販売数は以前と変わりませんでした。

つまり、値段が販売数に関係しているわけではないといえます。

これらの事を含めて、企業側は値段だけがマーケティングではないという事に気が付いたわけです。

結果的に今までマーケティングの構成要素は

  • 値段:Price いくらで
  • 商品:Product 何を

であったのに対して

ここから構成要素は二つ加わり

  • 値段:Price いくらで
  • 商品:Product 何を
  • 場所:Place どこで
  • 流通:Promotion どのように

となります。

また、技術力の発展で大量生産ができる時代では値段以外に商品の差別化できる手段が無くなりました。

その為、企業は一律生産から一部の対象者に絞ったターゲット生産へと切り替えます。

これにより次のマーケティング戦略が生まれます。

2.STP分析

S=Segment :市場のニーズを明確に分割する事です。

例えば、美容院はカットとカラー、トリートメントに分けることができます。

T=Target:分割したニーズの中から更に人を分ける事です。

ここでは性別や年齢、所得ごとに分けることをいいます。

P=Positioning:自分店舗の市場での位置の把握

例えば、値段が高いのか、低いのか、サービス範囲は専門的なのか、広範的なのか

3.2000年代のマーケティング戦略

2000年に入るとモノが溢れる時代へと変化しました。

つまり、モノの差別化が難しくなったために印象の差別化が非常に重要となりました。

ここでいう意味はエコであったり、環境保護、健康などです。

これを3I(スリーアイ)といいます。

  • Image:印象
  • Identity:素性
  • Integrity:誠実

これらが付加価値となり、安価な値段を避ける手段となっていきます。

4.2010年のマーケティング戦略

ここからお客様が広告になる時代になっていきます。

これを5Aといい、

  • 認知:Aware その商品を知り
  • 訴求:Appeal 好きになり
  • 調査:Ask   クオリティーを確信し
  • 行動:Act   商品を購入
  • 推奨:Adovocate 他人に推奨する

お客さんが実際にインスタ映えやタグ付けを用いたような購入後のプロセスも考慮する時代となります。

5.2020年のマーケティング戦略

ここからお客様からサポーターを創る時代となります。

つまり、ファンの囲い込みです。好きな人を集め賛同する人を集めた一種の組織を作ります。こういったサポーターを作ることで安定性と継続性を図ります。

マーケティングとは心理学であり、心理学とは統計ベースの学びであるといえます。

ここで事例を示したいと思います。

1.ある大阪の行政では駐輪禁止の場所に自転車の駐輪が増加したため、「駐車禁止」の看板を設置しました。

2.しかし、結果的に駐輪の件数は減りませんでした。

3.そこで行政は禁止を促す看板を辞めて、「自転車捨て場」という表示板を立てました。

4,すると結果は件数が半数以上減少しました。

今後、マーケティングはフレームワークを活用するクリエーションの時代へと変わっていきます。これが

AIDMAです。

  • Attention:広告に気づき
  • Interest:そこから興味がわき
  • Desire:欲しくなり
  • Memory:記憶し(高単価の商品の場合)
  • Action:購買する

世の中のほとんどがオンライン化されてきました。

しかし、オンラインとオフラインでは心理的行動は一緒であるといえます。

つまり、マーケティング行動を理解し運用することで効果が大きく得ることができます。

例えば、AIDMAを知っている人が広告を作成するとき、Zの法則を引用します。

Zの法則とは人はモノを見る時、Zを書く際の順番のように情報を把握します。

こういったフレームワークを用いることでクリエーション自体に改善を加えることができます。

6.フレームワーク活用による広告戦略の変化

オンライン購入の特徴として購入までのプロセスが長いことが言えます。

これは次のようなプロセスでまとめることができます。

  1. Attention:注目して
  2. Interest:興味を持ち
  3. Search:その商品について調べて
  4. Compare:他社の製品と比較し
  5. Examination:その商品を検討し
  6. Action:商品を購入
  7. Share:商品を共有する

これをAISCEASの法則といいます。

オンラインでの購買動向は特に比較がキーポイントとなります。

結局、消費者はInstagramやGoogle,ホームページで比較を行います。

つまり、SEOで自社製品を推薦するHPがトップに出てきても、それは他社製品との比較ができない為、意味がないわけです。

つまり、最もやらなければいけない事は、

自社が作った比較サイトを作成し、自社製品と他社製品の比較情報を記載します。

この最後に自社製品が優れていると結論付ければ、消費者も比較を基に購買できるわけですから安心するわけです。

つまり、SEOで注力すべきは自社サイトではなく、自社製品と他社製品の比較を含めた比較サイトだという事です

7.最後に

マーケティングは時代によって変わる為に価格を安くする以外での方法でマーケティングが必要となります。

マーケティングは心理学であり、これを基に行動した結果の統計学です。つまり、このマーケティングのフレームワークは統計的に作られていると言えます。

如何でしたでしょうか?この回以降からマーケティングについて説明していきます。

ご精読ありがとうございました。次回はSem2 Week4マーケティング です

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